現在では、当たり前のように、採用されている、成果主義による人事評価ですが、かつて、日本的経営の象徴と言えば、新規一括採用、年功序列でした。
現在でも、年功序列制度を貫き、好業績を上げている企業もあります。
成果主義のデメリット
成果主義は、一見公平な制度にも、見えますが、成果主義により、社内の派閥が生じたり、社内人事に関心がいき、顧客が軽視される、社内の人間関係がぎくしゃくする、リストラの口実にされるなど、弊害もあります。
欧米式の成果主義をそっくり真似て、日本の風土を考慮せずに採用することで、失敗するケースも多々あります。
仕事に成果を求めるのは当然
成果主義を採用せずとも、仕事に成果を求めるのは、当然であり、成果主義を導入したからと言って、会社全体の成果が向上するとは、必ずしも言えません。
仕事に成果を上げる方法が、成果主義を導入することと直結はしないのです。
動機付けが重要
個人の成果をあげるためには、動機付けが必要ですが、それは、必ずしも、金銭面だけとは限りません。
仕事自体にやりがいを感じていなければ、成果は出ませんので、そのような動機付けがどのような方法によって得られるのか、たくさんの選択肢があるはずです。
その中で、様々な施策を打つことが重要です。
従業員、一人、一人を大切に
個人レベルに落として、能力が最大に発揮できるように考慮することで、高い生産性が生まれます。
ですので、生産性に関して言えば、大企業よりも、中小企業の方が優れている場合も多いのです。
人の力を最大限に活用する企業が、生き残る
企業のもっと重要な資産は人であり、人を大切にし、人の能力を最大限に活用できる企業が、これからも、優良企業として、生き残っていきます。
大企業であっても、一人一人の人を大切にできない企業は、衰退し、いずれは消えてなくなることは自明のことなのです。