事業を行っていくには、多くの人を力が必要です。芸術家であるなら、一人で仕事が完結することもあるでしょうが、事業を行うなら、より、多くの人を集めなければいけません。
いくら、有能な経営者でも、何にでも、秀でている人はいません。レオナルド・ダ・ビンチのような万能人に近いような人も、稀にいるかも知れませんが、大抵は、一芸に秀でた人でも、他方面では、駄目なようです。
スティーブ・ジョブズは、マーケティングの天才でしたが、技術者ではなかったので、天才技術者のウォズニアックと組んで、アップルを創業しました。 本田宗一郎は、自分とは全くタイプの異なる、管理面に長けた藤沢武夫と組み、ホンダをグローバル企業にしました。
このように、異なる才能が集まることで、企業は、大きく成長することができます
組織は、個々の従業員が、十分な能力を発揮するように、構築、編成されます。ですので、最初に人があって、組織が成り立ちます。
ただ、企業が大きくなっていくと、組織のために人があるという、組織優先の風土に変わっていく傾向があります。いわゆる大企業病です。
いい商品・サービスは、多様な能力をもった人達が、創り出します。いい組織の役割は、個々の従業員の能力を、事業遂行のために、結集させることです。
いい経営者は、さまざまなタレントを世界中から集め、組織化し、彼らの能力を、事業遂行のために、十分に発揮させることができます。
次は、いい会社の4つの要素の最後になる「いい財務内容とは。」です。