日本は、生産性が低いと言われますが、では、知恵において劣っているかというと、そんなことはなく、改善であるとか、常識の範囲内でのアイデアを実行することは、日本人は、とても優れています。
しかし、今までに全くなかった、あっと驚くようなアイデアを実行していくことは、日本人は苦手と言えます。
その理由としては、日本は、単一民族国家なので、多様性に欠けていることも、大きな要因です。
ですので、せめて、女性の活用には、力を入れるべきと、女性活躍推進法が成立し、この4月から施行されます。
有能な女性が社会で活躍できる機会を増やしていくことは、確かに生産性の向上となるでしょう。しかし、これから人口が、どんどん減少していく中、それだけでは足りません。
移民を積極的に受け入れるのでなければ、日本人自体が、今までと大きく変わっていくことが必要です。
大企業にあっても、個人のアイデア、意見を尊重する風土を創り、自由闊達に意見を述べることができる社風にしなければいけません。
改善は苦手でも、創造性は豊かな人材を、役立たず扱いにせずに、上手に活用していくことは、企業の発展にも不可欠でしょう。